岡谷美術考古館より御挨拶

当館は平成25年に童画館通り商店街へ移転・リニューアルして10周年となりました

その記念特別企画展としまして
SAORI KANDA ART exhibition
[ 龍と女神と絹の道 ]を開催致します

近年
世の中はコロナ禍で様々に困難な状況が在りましたが
そのようなムードを一掃する風を吹かせるべく
生命力のエネルギーに満ち溢れた芸術家・神田さおりの渾身の作品群をご紹介します

神田は"踊絵師"として活動20年間を通し世界各地で
土地や出逢った人々から感じたことを
全身全霊で表現しながら描いてきました

ここ岡谷の地でも“諏訪湖の龍"と“縄文の女神"と
“シルク"を取り込んだ作品を制作します

縄文の人々が宇宙と繋がる神聖なセレモニーとして
創造を行っていた様子に響鳴する様に
神田もまた、生命讃歌の祷をこめてセレモニーとして
ライブパフォーマンスを披露します

また岡谷蚕糸博物館（シルクファクトおかや）主催の
アーティスト・イン・レジデンスにも参加し
岡谷シルクを用いて滞在制作を行うほか
ワークショップで子どもたちとシルクスカーフを染め
"踊り描く悦び"を分かち合います

また、シルクヴェールを龍に見立てた
公開制作も当館にて予定しています

本展は、神田の代表作を一堂に集めた
自身初の国内美術館展示となります

NFT（非代替性トークン）を活用した新たな
デジタル・アート＝NFTアートも体感していただけます

“龍"と“女神"とは
人間誰にでも内在する
"男性性＝行動力"と"女性性＝感受力"の象徴であり

その両極の大調和を通してこそ
真の意味で生命力にあふれ
自分を生きる＝セルフラブに開くことが出来ると
神田は作品群を通して力強くメッセージします

本企画展を通して
訪れた皆様と生命への感謝を
わかちあえる事を切に願います

令和5年７月　　岡谷美術考古館

MESSAGE FROM / SAORI KANDA

私は 踊絵師としてトランス状態で踊り描く際に

自身の内側の［龍］が力強く吠えながら

キャンバスに走り抜ける体験を戴く一方で

うっとり光惚として、やわらかく官能的な

［女神］にひらく自身も体験しています

はたまた、 性別を超えた無我の自身も

野生の獣のような自身も

深い母性に満ちる自身も

様々な［わたし］を体験しました

一時期は 様々な［わたし］が在ることに
葛藤しましたが

今ではそれらのすべてを慈しみ

わたしがわたしを愛する覚悟と勇気を持ちました

与えられた身体、 心、 生命は

かけがえのないギフトであると

やっと気づく事ができました

うちなる龍＝男性性と

うちなる女神＝女性性の両極が

己の中で愛し合う時

産まれた時に授かった

生命のエネルギーが解放されるのを感じます

ありのままの自分を生きる悦びと

勇気を世界中で分かちあいたいと願い

龍と女神の大調和を表現しています

本展はアーティスト活動21周年を迎える集大成として

これまで世界各地で産声をあげた作品たちから

抜粋展示させて戴きました

作品に宿るエネルギーから

何かを感じていただけましたら幸せに思います

私のうちなる龍と女神が

のびやかにエネルギーを放つ事を暖かく見守り

支えてくださっている

全ての愛しい存在に深く感謝いたします

BIG THANKS TO UNIVERSE

 LOVE&LIGHT
 SAORI KANDA